共通テストの過去問(本試・追試)は、大学入試センターが作成した本物の貴重な題材なので、模試や授業で多くの練習問題に取り組み準備が整った後(12月が目安)にまとめて実施するため、安易に手を付けないようにしましょう。
特に現行の問題構成の過去問は2年分(4セット)しかないため、共通テストの直前にしっかりと時間を計って本番を意識して実施するためにとっておく!!
1から8までを順番に!
大学入試センターは、受験生が定められた時間内に様々なタイプの大問を無理なく自然にこなせるように問題構成をデザインしているため、既定の英語力に到達している生徒にとっては順番に解いていくほうが最も効率が良いです。
共通テスト本番は、社会、国語、英語の順で実施されるため、皆さんの頭の中の言語は日本語で凝り固まっている状態になっています。徐々に脳内の英語の言語野を活発化させるために、1から始め、4までは必ず順番に実施します。
その後は、配点を意識し第8問(17点) → 第7問(16点) → 第5問(16点) → 第6問(12点)の順に解いていきます。最後まで終わらなくても必要点数に到達する可能性を高めるためです。
※過去2回の本試・追試ではこの配点でしたが、変わる可能性はあります。本番で配点が変わっている場合は、配点の高いものから実施します。共通テストなので、配点が高いからと言って極端な難易度の違いはありません。
意識すればするほどドツボにはまる!
80分ですべての大問を解き終わるには、1-4を20分以内、5-8を60分以内に終わらせる必要がありますが、これは普段から時間を意識しながら練習問題や模試に取り組むからできるようになるのではなく、英語を英語のまま理解できる能力と効率的な解き方を身に付けることが組み合わさって初めて可能になります。
普段は日々の課題に毎日取り組み、解き方手順を守って練習問題に取り組みつつ、模試の時は自分のペースで落ち着いてゆっくり(=解き方の手順を守る)取り組みましょう。
巷で頻繁に言われる速読などという特別なスキルは全く不要です。日本の一般的な高校生の英語のリーディング速度は、1分間に75 wordsという研究結果がすでにあり、大学入試センターはこれをもとに問題を作成しています。
各大問の構成や難易度も考慮すると単純に字数のみでは測れませんが、一般的な高校生が時間内に読み終わることができるように設計されているので、過去の実績をみると6000語から6500語の間に収まっています。(75単語 × 80分 = 6000語 という単純な仕組みです)
したがって、「大切なのは英文を素早く読む力ではなく、英文を素早く理解する力」です。読むスピードは遅くても理解力が高ければ、迷わず選択肢を選べるようになるため、あわてずとも時間内に読み切ることが可能になります。素早く読み進めることは誰にでもできますが、理解度が足りないと間違いを積み重ねながら進み、結果的には大問を二つ三つやり残した生徒よりも点数が低いという悲惨な結果を招きます。
※SDR125 第7問をベースに、必要な箇所にSD2021の過去問を交えて手順を視覚化しています。
💡 推測:「サムという人物の学校の話だな」程度の理解で十分です。
💡 22歳から15年経過しているので 37歳。よって選択肢の「late 30s」が正解。
▶ 問3 (Johnと両親の支援) の解答根拠💡 Johnは「ビザの書類作成」、両親は「一緒に住む場所を提供」したことが分かります。
▶ 問4 & 問5 (感情の理由) の解答根拠💡 喜んだのは「妻が提案に同意したから」、残念なのは「もっと早く気付けばよかった(家族の時間を逃した)から」。
💡 本文は部族や現代人の睡眠パターンの「多様性・柔軟性」について比較・論じています。④のように一部の段落にしか書かれていない局所的な事実は選びません。
選択肢の出来事が本文のどこで起きたか、番号を振っていきます。
正解の並び順: ④ → ① → ⑤ → ③
設問: One opinion the writer has of her student account is that [ 7 ].
(筆者が自分の学生用口座に対して持っている意見はどれか。)
💡 解説:筆者は保険金について「もっと早く到着してほしかった(=時間がかかりすぎた)」「手続きが簡単だったらよかった(=複雑だった)」という主観的な不満(意見)を述べています。これと完全に内容が合致する ① が正解となります。
共通テストの中には、これまで説明した「A・Bの分類」などの戦略を一切必要とせず、先頭から順番に処理していくだけで良い大問が存在します。
💡 (1)で止まったらすぐに問1を解き、再び本文に戻って続きを読み、(2)へ進みます。
※Step 1から順に解いていきます。
💡 最初からA〜Eの全員分を読むのではなく、まずはAuthor BとAuthor Eの文章だけを読んで問1を解きます。
💡 自分の立場(not be lowered:反対派)を確認。まずはすでに読んだA,B,Eの中から反対派を1人特定し、残る1人を探すためにC,Dを読みます。最後にその2人に共通する主張(問3の[29])を選びます。
💡 設問文自体を読む必要はありません。Source Bのグラフ(Support Voting Rights...)を見て、その棒グラフの長さや傾向をそのまま事実として説明している選択肢を素早く見つけ出します。
下記のURLからセンターリスニングの過去問を練習できるサイトにアクセスできます。共通テストの形式とは異なりますが、共通テストリスニングの題材は限られているので、たくさん練習したい時はセンターの過去問に何度か挑戦してから共通テスト形式の練習をしましょう。実施例:毎日ESL LAB又はELLLO、土曜にセンターリスニング、日曜に共テタイプのリスニングを毎週実施する(1セクションのみでも良い)。
ただし、実戦形式の練習は、日々のESL lab 又は elllo での会話文を使用したトレーニング(5分)での努力の積み重ねが伴わないと、効果が出ないことを肝に銘じておきましょう。